おさらいHSP ~あなたはHSPですか?~

皆さんにお知らせしたように、この春【HSP専門カウンセリング】が新たにメニューに加わりました
この機会にHSPの特徴について、今一度おさらいしてみようと思います。

HSPはどんな人?

HSP(Highly Sensitive Person)は、とても敏感な人、感受性の鋭い人、繊細な人などの意味です。
20年ほど前にアメリカの心理学者、エレイン・アーロン博士が提唱した、『生まれつきとても敏感である』という特定のタイプの方たちを指します。近年は日本でも知られるようになってきました。

とても敏感な気質は、人や他の生き物にも見られる生まれ持った自然な特徴です。
少なからぬ誤解がありますが、障害でも病気でもない、本来はその人の価値ある個性です。
その特徴は際立っています。思い当たる節はあるでしょうか?

  • 普通なら気に留めない出来事や、小さな変化によく気づく
  • ちょっとしたことに、うろたえる
  • 人の気分や考えに容易に気がつく
  • 芸術に造詣が深く、鑑賞したり活動したりする
  • 行動する前に、可能な限り十分に、観察し検討する時間をとる
  • 不快な状況(騒音、人混み、粗悪な照明など)に耐えられない
  • 環境の変化で体調を崩す、、、などなどなど

HSPのあなたは、より細やかに気づき、より敏感に反応する人です。

とても敏感であるとは?

HSPに男女差はなく、人口のおおよそ20%にみられます。人だけでなく他の高等生物にも、やはり同じ割合で存在することが知られています。
『敏感さ』とは感受性の度合いを示す言葉です。とても敏感な気質は、そうであるか⇔あるいはそうでないか、のどちらかに分かれます。強く感じるか、そうでなければ感じないか、のどちらかであり中間はほとんどないと言われています。
とても敏感であるか、そうでないかは、感覚処理のプロセスに違いがあるためと考えられており、HSPの感覚器官(目、耳、鼻など)が優れているわけではありません。

とても敏感に生れつくこと自体は、いのちが必要とする重要な特質です。
他の人なら見過ごしてしまうような物事にも注意が向くため、細やかな心遣いができ、一味違う斬新な発想や先見の明に秀でています。
この特徴は社会に出てから評価されることの方が多いようです。また、いうまでもなく芸術的センスに恵まれています。

同時に、HSPは現実の社会生活で違和感を覚える経験を重ねています。
ものごとの感じ方が、普通の敏感さを持つ多数派とは異なります。感じ方が違えば、そこから導かれる考え方や反応の仕方も違ってきます。
社会の“普通”と、どこかしら何かしら食い違っている感覚は、HSPの多くが共通して経験しているものです。

HSPは悩みやすいの?

細やかに気づき敏感に反応するHSPは、見方を変えれば些細なものごとを無視したくてもできない人です。気づいてしまうのだから仕方がありません。
また、大きな音がしたり雑踏に呑みこまれたり、普通なら大したことがないと考えられる状況をやり過ごすことができません(長じるにつれ動揺をうまく隠せるようにはなります)。容易に刺激過剰になりやすく、心も体も疲れやすい面があります。
すると、HSPでない人には神経過敏に映ったり、虚弱体質と言われたり、気が小さい人と思われたりします。

後日また詳しく触れますが、そんな自分を
「どうして人並みにできないんだろう?」
「なんて自分はダメなんだろう」
と、責めることが増えると思い悩みながら成長することになります。

問題の多い生育期を過ごしたHSPは、不安やうつ、罪悪感(またはこれら全て)に悩まされるケースが多いことが知られています。
それほど問題がなかったとしても、多くのHSPは『自分は“普通”でない』と、そのことがあたかも罪のように感じています。
罪悪感は人生の様々な面で顔を出し『生き辛さ』につながります。
本当は、カウンセリングが大きな役割を果たせる方たちです。HSP自身は「こんなことで大騒ぎをするなんて」と思っているかも知れませんが。

敏感な気質を個性と考えるHSPは、自信をもって社会とかかわりながら、敏感さとうまく付き合うことができます。
とても敏感なHSPだから悩みやすいのではありません。
とても敏感な自分を肯定できない葛藤が、不安や痛みを生み出します。

あなたの子供時代は?

HSPが自分と人生を肯定して生きられるかどうかは、成育環境に大きく依存します。
とても敏感な気質がみせる特徴ある言動を、

  • 個性として好意的に受け入れられて育ったのか
  • 正すべき欠陥のように否定的に受け取られてきたのか
  • そもそも個性など顧みられず無視されてきたのか

この違いは、今のあなたの自己評価に大きな影響を与え続けていると知ってください。

豊かすぎる(と普通には思われている)感受性を、望ましい性質として受け入れられ認められて育つと、HSPはものごとのポジティブな側面により強く反応するようになります。

HSPにはHSPにしか果たせない役割があります。社会の2割に満たない特別な、けれど誤解されてきた存在です。
そろそろ自分本来の価値に気づいて、自分らしい生き方に目を向けても良い頃です。

HSPセルフテスト

最後に「わたしはHSPかもしれない」と考えている方に、アーロン博士の開発したHSPのセルフテストをご紹介します。

HSPセルフテスト

14個以上(男性は12個以上が目安)に「はい」と答えた方はHSPの可能性があります。
もし毎日が息苦しく悩みが尽きないと感じているなら、自分の特性を誤解しているからかも知れません。

まず、とても敏感な自分はどんな人なのか、を知ってください。

アーロン博士が主催するサイト “The Highly Sensitive Person” でも詳しい特徴を紹介しています。日本語のページもありますので、ぜひ一度ご覧になってみることをお勧めします。

HSP専門カウンセリングは完全予約制です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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