HSPが楽に生きる“コツ”

とても敏感な人(HSP)は人口の2割ほどにみられます。珍しいと言うほど少数派ではありませんが、当たり前と言えるほど多くはありません。
敏感な気質は生まれつきのものであり、他の多くの動物にも存在することが知られています。
敏感さそのものは目の色や髪の色と同じ、持って生まれた自然な特徴の一つに過ぎないのです。進化の過程で取捨選択され残った、つまり生物にとって重要かつ有用な貴重な特徴です。

とても敏感ですから、そうでない人とは感じ方が異なり、それは考え方や振る舞い方に反映されます。
その違いは「普通と違う」と受け取られ、誤解されることの方が多いのが現状でしょう。
HSPとそうでない人の人口比(おおよそ1:4)を考えれば、仕方のないことかも知れません。

けれど、HSP本人が自分を誤解する必要は全くありません
これまで、あなたの本当の価値を知る機会がなかっただけなのですから。

HSPの自然な反応を、周囲に理解してもらえず否定され続けると、本人も「自分は変だ、おかしい」と信じるようになります。
特に子供の頃に、「臆病だ」「弱虫だ」「そんな意気地なしでどうする!」と否定的な評価ばかりされたり、言葉にされなくても相手が「扱いにくい子」と考えたりしていれば、HSPの子供はそれを敏感に感じ取り、どんどん自信を無くしていきます。
自分は劣っていると感じ、敏感さは克服すべき欠点になり、それが出来ないとさらに自信を無くします。
そして、自分の存在に価値を見出せなくなってしまいます。
HSPに限らず、幼少期に認められることが少ないと自己肯定感が育ち難くなります。
自己肯定感の低さは生き辛さに直結します。程度の差こそあれ、生き辛さを抱えるHSPが多いことは【HSPは生き辛い⁉】にお話しした通りです。

実際、HSPには優れた面がたくさんあります。
理解力や洞察力に富み、チャンスやリスクを察知し、深く思索し芸術を好む豊かな内面を持っています。

HSPの敏感な気質は素材にすぎません。それをどう調理して、どう盛り付けるかは、あなた次第です。
そして、そうすることのできる優れた能力をHSPのあなたは持っています。

あなたがHSPで、もし生き辛さを感じているとしても、今この時から自分らしい生き方は始められます。
そのために、

① HSPであるわたしを知る
② HSPであるわたしを受け入れる
③ HSPであるわたしとの付き合い方を見つける

作業を始めてみませんか?
他人より敏感なありのままの自分らしく、上手に社会生活を送る“コツ”を身につける作業です。
あなただけの傾向と対策を知り「自分トリセツ」を作る、と言い換えてもいいですね。

では、順を追ってひも解いていきましょう。

① HSPであるわたしを知る
とても敏感である、と言っても、何に対してどの程度に敏感であるかはHSPであっても同じではありません。
あなたは、あなただけの敏感さを持っています。それを詳らかに知りましょう。
動揺したり、くよくよと考え込んだり、何故か気分が悪くなったり、理由もなく体調を崩したり、敏感さがネガティブに働いた時に、何があったのかを観察してみてください。もちろん、後からでも構いません。
そうすることで自分が強く反応する刺激が何であるのかが、だんだんと分かってきます。
刺激は嫌な物事ばかりとは限りません。楽しみや喜びをもたらす、例えば友人との集まり、などのこともあります。
これは、続くステップの基礎となる大切な作業です。
HSPについて知識を深めることは、自身を知る大きな助けになります。HSPの第一人者アーロン博士の著書『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』は、HSPへの誤解や偏見に目が開く情報の宝庫です。博士のサイト“The Highly Sensitive Person”、もあります(日本語に翻訳されたページもあります)。

② HSPであるわたしを受け入れる
HSPの「とても敏感な気質」を「自分の個性の一つ」と、ありのままに受け入れられると、生き辛さは驚くほど楽になります。

あなたは今日の自分になるまで、HSPの本来の姿を知らず自分自身を不当に評価して来たことに、どうぞ気づいてください。

今も敏感さと弱さとを混同しているかも知れません。
自分を「ダメだ」「もっとしっかりしなきゃ」「こんなことも出来ないなんて」と叱りつけたくなるかも知れません。
そんな時は、「とても敏感なHSPのわたし」をキーワードに、そこで起きている出来事をリフレーミングしてみましょう。
新しい視点で見つめ直すことで、敏感さへの先入観や偏見が解消され、失ってしまった自信が戻ってきます。
その場でなくても後から振り返ればよいのです。気長にコツコツと繰り返してみてください。

少し長くなってしまいました。
③ HSPであるわたしとの付き合い方を見つける、は次回に譲りますね。
ポイントは、刺激を上手にコントロールすることとストレス耐性を高めること、になります!

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